FOLKLORE REPORT 188 

Ansambl MAKEDONIJA

​2013

東には東の、西には西の音楽、
里には里の、山には山の楽器、
村には村の、町には町の衣装あり
人には人の踊りあり
マケドニア・フォークロール原風景

マケドニア民族音楽舞踊団

アンサンブル・マケドニア


   スコピエにある マケドニア国立イリヤ・ニコロフスキ音楽バレエ学院伝統音楽舞踊学部 に所属するマケドニア民族音楽舞踊団"アンサンブル・マケドニア"を主体に、シュティプにある ゴチェ・デルチェフ大学音楽院民俗学部 との共同制作アンサンブルです。 このアンサンブルの民族音楽・舞踊・衣装・楽器は「限りなくオリジナルに近く」が特徴です。演目ごとに、その地方の、その土地で使用される楽器で演奏されます。 アンサンブルが使用する楽器は20種類を超えています。 団員は17歳から26歳までが主力、ダンサー全員が演奏し、唄い、踊ります。もちろんミュージシャンも踊ります。マケドニアからの舞踊団は 国立タネツ民族音楽舞踊団(1997年来日・フォークロールレポート招聘)がよく知られていますが、今回は敢えて、私のフォークロール観に一番近い、"マケドニアの真珠"アンサンブル・ マケドニアを日本のフォークロールを愛するみなさまにご紹介します。マケドニアに住む少数民族、アルバニア人、トルコ人、ジプシーの音楽と踊りのレパートリーも素晴らしい。

フォークロールレポーター

増 永 哲 男


  バルカン半島の小国マケドニアには、長い歴史と伝統に培われた文化が今も誇り高いマケドニア人達の心に脈々と受け継がれています。

  数々の苦難を経て得た独立後目覚ましく発展した首都スコピエ、良質のワインで知られるカヴァダルチ、古い遺跡の残るビトラ近郊、 ユネスコ世界遺産に登録されているオフリド湖とその周辺、そして何よりも人々の温かさはマケドニアの宝です。タネツ創立時のメンバーでコレオグラファーでもある アタナス・コラロフスキー氏の尽力により、日本で数多くのマケドニアの民族舞踊が踊られている事は愛好家の間では知られている事実です。 その素晴らしい踊り、音楽、コスチュームを通して彼らの誇るマケドニアを世界中に紹介してくれるのがタネツではないでしょうか。

  日本に居ながらにしてマケドニアを知る事の出来るこの機会に、是非自分の目で見、体と心で古き良きマケドニアを感じてみてはいかがでしょう。

先 崎 房 枝

公演スケジュール
2月 9(土)13:00 A*西東京市保谷こもれびホール
   11(月)14:00 B 鎌倉芸術館 小ホール
   13(水)14:00 A まつもと市民芸術館
   14(木)13:30 B 名古屋市青少年文化センター
   15(金)13:00 A 各務原市文化ホール
   16(土)14:00 A 芦屋市民センター ルナホール
   18(月)13:30 B 松江市総合文化センター プラバホール
   21(木)18:00 B サンポートホール高松
   23(土)13:00 B 高槻現代劇場 (☆)
   24(日)14:00 B 大野城まどかぴあ
   27(水)14:00 A くまもと森都心プラザ
3月 2(土)13:00 A 山口南総合センター
    3(日)15:00 A 伊勢市観光文化会館
    4(月)13:30 A 浜松市福祉交流センター
    5(火)15:00 B*麻生文化センター
    7(木)14:00 B さいたま市うらわ文化センター
    8(金)13:30 A 千葉市文化センターアートホール
    9(土)14:00 B 練馬文化センター
   10(日)14:00 A 前橋市民文化会館
   11(月)18:30 A 宇都宮市文化会館
   12(火)14:00 B 福島テルサ(★)
   13(水)14:00 A 仙台青年文化センター(★)
   14(木)13:30 B 山形テルサ(★)
   16(土)18:00 G 国立オリンピック記念青少年センター
   17(日)14:00 A 富士市文化会館ロゼホール
   18(月)13:30 A 小美玉市四季文化館みの~れ


(☆) 同一会場20回連続公演記念公演
(★) 東北大震災復興応援公演
各会場の料金は主催者および後援・共催・協賛により

異なる場合があります。
 

Aプロ:マケドニア人の踊りを中心に構成。
Bプロ:マケドニア人とマケドニア国内に住む少数民族(アルバニア人、ジプシー、トルコ人)の踊りが含まれます。
Gプロ:第2回ロマフェスト・ジプシーダンス・フェスティバル
Bプロから抜粋されたプログラムにインド、トルコ、バルカン、 東欧ジプシー・プログラムが加わります。 本公演に国内外から招待されたダンサーも出演します。

 

【マケドニア・ダンス講習会ワークショップ】
2月10日(日)18:15 NYC第5体育室
3月 8日(金)19:00 NYC第5体育室 残僅少!
    9日(土)19:00 NYC第5体育室
   15日(金)19:00 NYC第5体育室
   16日(土)10:30 NYC第3体育室
   16日(土)14:00 NYC第3体育室(ロマ・ジプシーダンス)
   17日(日)10:30 NYC第3体育室(ロマ・ジプシーダンス)
           14:00 NYC第3体育室(ロマ・ジプシーダンス)
各単位 3000円 / 4回回数券 10000円

  イタリア語で“macedonia(マチェドニア)”といえば、「マケドニア」はもちろん、フルーツサラダやフルーツポンチをも指すことばですが、 その由来のひとつとされているように、マケドニアは、色とりどりのフルーツのように、さまざまな民族、さまざまな宗教を信仰する人々が、それぞれの味をもちながら、共に暮らしてきた地域です。 歴史の中で多くの争いが起こり、今もなお火種を残している地域であるとはいえ、 争いのない中での、平和な共生の時代は、その歴史の大部分を占めるものです。

  山あいの地に特有の厳しい自然環境のもと、この地に暮らす人々は、自らに伝わる伝統を守るとともに、 共に暮らす他の民族の文化に触れ、刺激を受けながら、ひとつの枠の中にとどめずに、垣根を超えて、 マケドニア、の文化をつくりあげてきました。

  この公演では、あたたかで、鮮やかで、異国のものでありながらどこか懐かしい、 人々の交流の歴史(つまり、今も止まることなく、いきている、といえるもの)が育んだ 「マケドニア」を、皆さまの耳や目で、あじわっていただけることでしょう。

  お喋りの声も、庭先に咲く花の色も、舞台の上で美しいハーモニーとなってよみがえります。
大 村 エ リ

プログラム

 

<前半>

1.サディロ

オフリッド湖畔の街オフリッドの歌と踊りで、19世紀末から20世紀始めにかけてチャルギヤ音楽のミュ-ジシャンで最も良く知られたクリメ・サディロに捧げられた歌。

楽器:カノン(弦楽器)、ウットゥ、クラリネット、タラブカ

衣装にはトルコ風を別にするとヨ-ロッパ・モ-ドの影響がみられる。

歌は美しい娘マリアに私達のお祝いにお出で下さいと呼び掛けている。

 

2.ポレ シロコ(広い野原)・グカイ ミ

中東部デルチェヴォやカメニツァ周辺の歌。

羊飼いのグナという重い毛と皮のコ-トを着ている

ポレ シロコは、マケドニア民族闘争の英雄ゴツェ デルチェフがどのように山岳地帯を彼の隊を率いて行ったか、そしてもし彼が闘いで死んでしまえばもう誰も彼の隊を率いる者がないと歌っている。

グカイ ミ(鳩が喉をならして鳴くように)は、美しい娘ヤナが天国へ行って亡くなった父母に会いたいと、まるで鳩が喉を鳴らすような感じで神に祈っている歌。

 

3.キニサ メンチャ(メンチャが泣いた)

スバ ゴラ山麓の村々でダイレを叩きながら踊りの先頭に立った女性が歌った歌。女性達は大きな宗教的祝日に着る新婦の服を着て踊った。これは19世紀の衣装である。

歌の内容は、若い娘メンチャが水がめを持って水汲みに行き、途中トルコ人の若者に会い、彼に水がめを壊され泣いた、泣いた・・・

 

4.ロミ ラザルキ(聖ラザ-ルの日のロマ娘)

*ビトラ市のロマの娘達は復活祭一週間前の聖ラザ-ルの日に、2~3名で通りから通りを行進し、家々を廻って家内安全を祈り歌った。家々ではお金や卵等の食物を与えた。ロマ達は20世紀にこの伝統を宗教的というよりは経済的理由から受け入れた。

 

5.ベランチェ

レリン地方の山村のから始まったガイダの響きにのって踊る男性の踊りで、途中からマケドニアの他の地方では見られない二人組になって踊る。この踊りはゴルノセルスコやプシテノ、レシェト、チャムチェト、イブライム・オジャ等の名前でも踊られている。

 

6.ドウ リリ、ドウ フランギ(トルコのお金リリ2つ、ヨ-ロッパのお金フラン2つ)

ゲヴゲリヤやヴォデン(現在ギリシャ領内)といった町々の周辺であるメグレン地方山岳地帯のウマ、ベリスラブ、オシン、ノットヤ、ルグンチ等の村々では普通毎日曜と祝日には人々が寄り集まった。これはそのような集まりで踊るブラシ(アロマニアン)の女性達によって歌われたもので、「ネダ(娘の名)、貴方が狐の毛皮付きのコ-トを買えるようトルコのお金を二つとヨ-ロッパのお金を二つあげましょう」と歌っている。この地方の女性達は伝統や男性支配の族長制度にとらわれずエネルギッシュに踊った。衣装は20世紀のもの。

 

7.ツルニ ブルフ

スコピエ近郊カルシヤック地方のツルニブルフ村はアルバニア民族の村である。 

女性の衣装は組紐や刺繍で豊かに飾られ、特に頭のカバ-はそれが一層豊かである。女性達がガイレを叩きながら歌うのに比べ、男性達は楽器無しで歌うのが特徴である。女性達の歌は抒情的なものが多いが、男性達の歌は英雄や歴史を謳ったものが多い。

男性の歌はアルバニア人がボシニャチ(ボスニア出身の人達)に襲われた話で、女性の歌は桜が沢山花を付けた、サクランボを摘むのは嬉しいなといった内容。

 

8.アイデ ザイディ、ザイディ(陽よ早く沈んでおくれ)

マケドニア中央部のオフチェ・ポレ地方は、昔色々な文化の影響を受け、そこでは複数の文化層を見る事ができる。ポトゥルチュルカやアルナウット、ジョンカ、クルスタッチといった踊りが面白いが、特にブルテレシカの踊りは、マケドニアで非常に珍しく男女のペアで踊る。穀倉地帯では取り入れの時期は一日中働き通し、それで早く陽よ沈んでおくれ、早く家へ帰りたいから、子供達も待っているからと歌っている

 

・・・・・・休憩(15分)

 

1.ラザリツェ(聖ラザ-ルの日の踊り)

この踊りはスラビシテ地方で聖ラザ-ルの日に女性が踊る儀式の踊りだが、20世紀の終わりにはルケ村で踊られていただけで、今や年配者が覚えているだけ。この踊りを先頭で踊った娘はその年結婚する習慣であった。衣装は花嫁衣装

 

2.ジャマラリ

スコピエ近郊ブラティヤで仮面を付けた男性が冬に踊りながら行った行事。この時期は太陽の熱が弱いので暖かくする為火が焚かれた。仮面の主題は身の回りにとられ、クマやロバ等動物に主題をとったものもあった。特に擬人化された悪魔や老人、花嫁、婿・・・等には超自然的力があると考えられた。この踊りにはマケドニアの民族舞踊で最も古い形を見ることができる。

 

3.ネショ ミラ ネショ(かわいい娘ネシャ))

ボデン(現在ギリシャ領内でギリシャ名はエデッサ)の街の文化を19世紀半ばの豪華な衣装に見る事ができる。美しい娘ネシャに恋したトルコ人の若者が、結婚できるようどうかイスラム教を受け入れて欲しいと歌う。が、ネシャはキリスト教徒として残る為に誘惑を退け宗教を変えなかった事を歌っている。

 

4.ネリ シ セ ナスパロ(ぐっすり寝ていたか)

ストゥルガ近辺のドゥリムコル地方のマケドニア人は一部18世紀にイスラム化したが、マケドニア語を始めその精神や文化の一端をまだ残している。そのイスラム化したマケドニア人達の歌で、暫く家を留守にして働きに行っていた夫が帰ってくる時、その妻に留守の間一人でぐっすり寝ていたかと彼女に対する愛情を歌っている。

 

5.オ-ケストラ

大きなオ-ケストラは20世紀に設立され、主にカバル、ガイダ、タンブラ、ケマネ、タパンといった楽器が使用された。ミュ-ジシャン達の技巧的演奏から、彼等の技術やスピ-ドと共にハ-モニ-をも伺う事ができる。復活祭の踊りとチュチュックの踊りは、伝統楽器オ-ケストラの基礎である。

 

6.マレシェビヤ

東部のマレシェヴォ地方は盆地を持つ山岳地帯で中心地はベロヴォである。この地方は昔から最も才能に恵まれた歌い手や踊り手のメッカであった。チェトフォルカタ、マレシェスコト、チャングロボトやパンテボトといった踊りが有名。

歌の内容は、ミト(男性の名)は朝早く起き、牛に餌をやり、畑へ行って大麦を植える、それを終わったら又牛に餌をやり一日を終えるというもの。

 

7.シェトナラ セ ヤナ(ヤナの山歩き)

昔ピヤネッツ地方の村々は散在していた。それらの村々の住民達の楽しみは、皆で寄り集まる事であった。小さな集まりでは踊りの伴奏に時としてバイオリンが使われたが、普通主な楽器はタパンであった。興味深いのは多くのタパンが同時に演奏された事で、その数は9台にものぼった。衣装は男女共ショプ地方系の濃いニュアンスのものだ。

歌の内容は、ヤナという娘が薬草や薪を集める為に山々を歩き廻る、ヤナは毒草も集める、何故なら男兄弟の畑を自分のものにする為にという内容。

プログラム

 

<前半>

1.アラ トゥルカ - アラ フランガ(オスマントルコ支配の時代-ヨ-ロッパ文化に入った時期)

19世紀には街の文化が発達し、それに従って踊り方や楽器の弾き方や衣装も変わった。スコピエやテトヴォ、ビトラ、オフリッド・・・等は大きくなり、街の雰囲気作りに貢献した多くのミュ-ジシャン達のギルドが作られた。この時期にはトルコ的オリエンタル文化とヨ-ロッパ文化が交じり合った。

歌の内容は、娘が母親にニコラという若者が彼女を花嫁にする為盗みにやってくると話している時、既にニコラが庭に入ってきたというもの。

 

2.テシコト

この踊りは世界中に知られたマケドニア伝統文化の珠玉である。西部マケドニアのレカ地方のラザロポレ、ガリチニク、ガリ、トゥレソンチェ、セフチェ、ロソキ・・・の村々のミヤチと呼ばれる人達の踊りである。

 

3.ナシェト セロ(おらが村)

スコピエ近郊ツルナ ゴラの歌で、働き者の女性や夜の早い村の生活が歌われている。衣装は20世紀始めのもので、刺繍がなく白が主体である。

歌の内容は、おらが村では早く夕食を済ませて早く寝に就く、ただストヤンの妻のみが目を覚ましていて、水がめを手に水汲みに行く為家を出た、家を出る時門の扉を閉め忘れストヤンの馬が逃げてしまった、でもつかまえられないというもの。

 

4.セドナル マルコ、ス マイク ダ ベチェラ(母親と夕食の為に座ったマルコ王)

クマノヴォやクリヴァ パランカ地方では英雄や歴史に題材をとった歌が良く歌われたが、中でもマルコ王と彼の英雄的働きについては良く歌われた。踊りはシトゥノ、ショプカタ、クルスタリュカタ等で、足運びの細かいエネルギッシュなものである。衣装は19世紀末から20世紀始めのもので、白が主体で端々に細かい刺繍がほどこされている。女性の前掛けが際立っている。

歌の内容は、マルコ王が夕食のテ-ブルで母親に、彼の愛していた娘が他の若者と結婚する事になり、その結婚式にベストマンを務めるよう頼まれたと話す。

 

5.ネリ シ セ ナスパロ  (プログラムA後半の4.と同じ)

 

6.カルシヤック

カルシヤックはスコピエ近郊の一部で、最も複雑な踊りが発祥した北部民族舞踊地域に属している。ポトゥルチャノやババ ギュルガ、ツルノゴルカ・・・等の踊りに人気がある。衣装は特に豊かでカラフル且つ凝っている。男性は白の綿シャツに、ストンと落ちる長ズボンで腰に大きな赤いベルトを巻いている。

娘達が歌う歌は、若者ニコラが病んで寝ている、ある娘以外誰も世話をする者がいない、やがて二人の間に愛情が生まれるというもの。

男性の歌は、スタナという娘がもう3年も病気で寝付いている、周りの人達は彼女の病気を信じない、信じているのはビトラの町など遠くに離れている人達だけというもの。

 

・・・・・・休憩15分

 

<後半>

1.キッチェ ミ パドナ(髪飾りが落ちた)

クリヴァ パランカの町近郊の山岳地帯にはショプと呼ばれるマケドニア人が住んでいる。この歌は強い叫びとはっきりしたメロディ-が特徴である。この地方ではしばしば女性ミュ-ジシャンがバイオリンやレベックといった弦楽器を弾いた。衣装はこの地方独特なもので、踊りは愛国的家父長制度を超えたスタイルで、女性達はより自由な踊り方をした。

歌の内容は、髪飾りが落ちてしまった、その髪飾りを若者が見つけたが返してくれない、彼は結婚しなければ返さないというといったもの。

 

 

2.クナ ゲジャシ(手を染める)

プラチコヴィツァ山脈のふもとや中腹に住んでいるトルコ系住民は、現在に至るも彼等の精神や文化の伝統を守っている。特に小さな子供達の儀式は重要で、その中に幼女の手や髪を染める儀式があり、家族や親戚達が歌ったり踊ったりしながら行った。

小さなかわいい子、お母さんのかわいい子、あなたに月が輝くように、大きくなって結婚式で踊れるよう、あなたに大家族が授かるようにと歌う。

 

3.オイ オフチャレ(お-い 羊飼いよ)

マケドニア西部レカ地方のカバルにのった抒情的な歌。この地方の衣装は、マケドニアでもっとも豪華且つ重いものの一つである。

歌の内容は、愉快な羊飼いさん、あなたはどうしてそんなに愉快そうなの、それは羊の群れに子羊が生まれ、僕の妻も男児を産んだからというもの。

 

4.ボジキャルケ(復活祭の娘)

この儀式はゴラ地方(現在コソヴォ内)で冬の祝日に行われた。娘達は家々のチャルダック(広いテラス)に集まり、木のスプ-ンを叩きつつ歌って若者達を呼んだ。興味深いのは犬の鳴いた方角の近所の娘がその年結婚する事になった事だ。

歌は花嫁の歌で、美しい花嫁衣装を着て家から祝福されて送り出され、良い家族に嫁いだ赤いバラのように美しい娘というもの。

 

5.オ-ケストラ  (プログラム後半の5.と同じ)

 

6.ベセリ セ ドバル ドマキネ(良いご主人さん 楽しませてよ)

東部マケドニアのドゥラチカレカという小さな地方は、スタンチ、ブス、ドゥレナクやドゥラチカレカという村々から成っている。女性達が歌う歌の特徴は、最初の歌い手が独特なメロディ-で飾り、二人目の歌い手がメイン・ラインのメロディ-を歌う事だ。特別な踊りはトロイカタ、オスミツァタ、チェトフルカタで、小さなオ-ケストラの始まりであったタンブラ、ケマネ、ガイダの演奏で踊った。

歌の内容は、良いご主人テ-ブルの上を楽しく弾ませてよ、お客達を楽しませてよ、羊飼い達を楽しませてよ、羊や山羊たちも楽しませてよといったもの。

 

7.シェトナラ セ ヤナ  (プログラムAの7.と同じ)

FOLKLORE REPORT 188

企画制作:フォークロールレポート
舞台技術:ビデオテクニカ
国際交流支援:NPOポルカ

     NPOロマフェストJAPAN
後援:(社)日本フォークダンス連盟
    マケドニア共和国文化省

UNIVERSITY "GOCE DELCEV" - STIP

MUSIC ACADEMY DEPARTMENT OF ETHNOCOREOLOGY
ゴチェ・デルチェフ大学音楽院
STATE MUSIC AND BALLET SCHOOL "ILIJA NIKOLOVSKI - LUJ" - SKOPJE

DEPARTMENT OF TRADITIONAL MUSIC AND DANCES
マケドニア国立イリヤ・ニコロフスキ音楽バレエ学院

artistic director:prof. VLADIMIR JANEVSKI
music director:prof. TIMKO CHICHAKOVSKI
producer/director:TETSUO MASUNAGA

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