ルーマニア国立マラムレシュ民族舞踊団
相互交流を基本にした公演を
私たちは歩み続けます


フォークロールレポーター 増永哲男

 フォークロールレポートは1980年、虎の門での取材記録報告会としてスタートしました。不定期だった報告会も原宿(ラフォーレ原宿)に移り、定期的にレポートを行い、グループでテーマを決めたレポートの要請にも応じたものがレポート№001から100です。ビデオの普及が著しくなった1985年に、フォークロールレポート№101からビデオの配布となりました。
 №136の後4年間、フォークロールレポートは一時中断し、その間、東ヨーロッパでの取材記録を急ぎました。ルーマニアの革命(チャウセスク処刑)はトランシルバニアの村で村人とジプシーのクリスマスキャロルを聞きながら知りました。テレビもラジオも革命のニュースを流し続け、ニュースのない時は、革命前は決して有り得ないことでしたが、クリスマスキャロルと教会のミサが流れていました。
 1年のうち約4カ月を海外取材に、その半分を東欧に費やし続けたフォークロールレポートですが、今までの映像でのレポートの他に実演公演のレポートを追加します。また、私達への一方通行的な公演だけでなく、日本の人達と舞踊団との交流会・交歓会・講習会の機会を各地で多く持ちたいと思います。私達にも彼達にも生の相互レポートは多大の理解と好影響を与えるものと確信します。オリジナルなフォークロールに近いもの、資金的または精神的援助を必要とする舞踊団から日本への招聘を実現させていきたいと思います。
 92年1月ルーマニア国立トランシルバニア民族舞踊団を、93年2月スロバキア国立民族舞踊団を招聘いたしました。幸に皆様の熱いご支援を頂き、彼らは有形無形のたくさんの収穫を持ち帰ることができました。ここに、厚く御礼申し上げます。

 ル-マニア国立マラムレシュ民族舞踊団はル-マニア北部マラムレシュ県バイアマ-レ市に本拠し、80年からの友人であり、ディレクタ-兼コレオグラファ-のブチュウ・バレリウ氏の勢力的な中央政界への働きかけによって新生ル-マニア・プロフェッショナル舞踊団のリ-ダ-的存在となっています。91年8月には32年間親しんだ”マラムレシュ”の民族舞踊団名を”トランシルバニア”と改名いたしました。
 しかし、ル-マニア国立ムレシュ民族舞踊団(本拠地ティルグムレシュ)が1992年の来日公演用に”トランシバニア”の名前を91年2月に文化省に提出してありました。その後、”トランシルバニア”の名前争奪戦は現在のブチュウ氏率いる当舞踊団が獲得していますが、次の二つの理由により当舞踊団の日本公演では”マラムレシュ”の名前で今回公演いたしました。既92年にムレシュ民族舞踊団が”トランシルバニア”を使用したこと。この公演レパ-トリ-はトランシルバニアの紹介よりも全ル-マニアのル-マニア人の踊りを基調に展開しているためル-マニアフォ-クロ-ルのフラッグシップ的名前”マラムレシュ”を使用しました。

Folklore Report 1994 maramures Romania Folk dances
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