ロマ研と、ジプシーとのかかわりのレポート。    根岸千春 2018.10.10


20年に及ぶ、あまりに膨大な、出来事を写真を使って、増永さんがジプシー達と一緒に作り上げたROMAFESTの歴史とともに、振り返りたいと思います。増永さんの、ジプシー達に対する愛情と、彼らの持つ才能と芸術文化への尊敬の気持ち、”ジプシーと共に” というモットー、私達が見せていただいた一部を紹介します。 

写真①1999 Romafest 閉会式.jpg

写真① 1999年 Romania Gernyeszegにて 


 第1回 Romafest フェスティバル開催!初めてのジプシーだけの、ジプシーによるジプシーのための、フェスティバル。閉会式では、ジプシー国家ジェレムジェレム斉唱に、ステージ上の参加者も観覧者も全員感涙。初めて見る、ジプシーの踊り、チンゲララーシュの速さ、カッコよさ、に唖然。

写真② 1999年 Gernyeszegにて 

初チンゲララーシュ

講習会
 ステージで見た、チンゲリをやってみたい! という希望を増永さんがかなえてくれた。テンポに合わせて、指をパッチン。足のステップや、全身でリズムを刻むチンゲリ初体験は、難しい。と一言でした。

 帰国後、この講習会の記憶が薄らぐことないよう、教わったことを、日々の生活すべての中で復習。

 今思えば、裕子&千春のロマ研はすでにここから始まっていたように思う。

写真③ 2001年 

ジプシー日本に初上陸!

福島うつくしま博

 
 現地のフェスティバルで、日本行きの切符を勝ち取った、ダンサーと音楽家たち。初めて村を出て、初めて飛行機に乗り、日本にやってきたメンバーも。ジプシーの音楽と踊りは、博覧会でも大好評。

 Romafest舞踊団の前衛となる。

写真④ 2001年 日光東照宮にある、日本庭園の池に泳ぐ鯉を見て。おいしそ~。とみな、池をのぞく。無邪気にはしゃぐジプシー達とのスナップ。

写真⑤ 2003年 Romania Romafest舞踊団結成式 満を持して、Romafest舞踊団 結成。いっぱい練習して、もっとみんなで上手になって、世界中で活躍するぞ!ジプシーってすごいんだ! ってところ世界中の人に発信するぞ!と未来に向かって目を輝かせているメンバーたち。

 今は、ロマフェストのダンスリーダーであるSzanto Attilaもまだあどけない少年。このとき公開展示されたプログラムは全てROMAFEST代表、増永哲男氏による構成振り付けであり、この中のROMAFEST VERBUNKは総視聴回数300万回を超える世界のジプシー・ベルブンクの憧れになりました。youtubeで見る

写真⑤2003 romafest舞踊団 結成式.jpg


写真⑥⑦ 2003年 現地取材 
 増永さんは、フェスティバルに出場した、ダンサーや音楽家に優秀な人材をみとめると、その、居住地や、その人の家族を必ず訪ねる。どのようなところで、どのような人たちとどんなふうに暮らしているのか、どんな仕事をしているのか、どのようなスタイルの踊りを踊っているのか、どんな言語を使っているのか、どんな歌を歌っているのか、そのままの暮らしを取材して、記録におさめる。

 音楽が流れると、どの村でも、人が集まり、踊る人を囲んで人の輪ができる。いくつもいくつも村をみていくと、人や、家族の家系や、族の違いや、つながりが見えて来る。

 ジプシーと言っても、たくさんの暮らしかたの違いがあることに気づかされる。

写真⇒⑧⑨⑩ 2005年 Romafest舞踊団日本初公演
 2月の日本公演に際し、増永さんとともに、舞踊団を日本に引率する。少年少女がたくさんいる、舞踊団。 

 それぞれの家族を訪ね歩き、大事な子どもたちをあずかる。 Romafest舞踊団は増永さんというお父さんを中心とした大きな家族だ。

写真㊧

 どこでも行きます! 何でもやっちゃいます! Romafestのためなら!Romania Romafestの家 にて、何十着という衣装も自分たちでお洗濯、ボタンの付け替えや、ほころびなおし、できることはすべて自分たちで。

 

 

 

 

 

 写真㊧

 Szanto Attilaは、このころ シルクドソレイルの目に留まり、ソロダンサーとして、マカオの舞台に立っていました。 一人異国の地で頑張り、活躍する彼の応援に駆け付けた様子。公演会場には、大きな彼の肖像画が。誇らしい瞬間。

 写真㊦

 Romania Szaszcsavas村の音楽家カリンとティンクッツァの結婚式。是非にと乞われて、増永さんは二人の仲人に。

写真⑮

 

写真⑮

 五か国ジプシー日本公演
 ルーマニア、ハンガリー、マケドニア、フランス、スロバキアのジプシーが集うRomafestインターナショナル版 日本公演 第1弾!

 居住する地域のフォークロールを取り入れ、自分たちの文化に昇華させる彼らの才能に大感動! 

写真⑰⑱ 

東日本大震災3/11は、公演仕込中に起こりました。全員NYCホールから中庭に避難しています。

 

 被災し、不安な気持ちの中、ジプシーバイオリニストの Marcel が私たちに言った言葉が、強く胸に残ります。”我々ジプシーは、幸せを運んでくる。 だから、私達みんなは、日本は、大丈夫だ。

 

 3/11震災直後の、千秋楽3/12。

 安堵と感謝の気持ちで、

 それぞれジプシーとスタッフ

 は抱きあった。

写真⑲ 2011年 香港公演 

Romafestアンサンブルの欧州公演は数多いが香港は初めての国。

写真⑳㉑㉒ 2017年 Romafest gypsy Camp  始まる!

Romania にて、ジプシーの踊り、音楽、言語、歌を学ぶキャンプが始動!

世界中から、生のジプシー文化を学びに、ジプシー文化を愛する人々が集う。

ジプシーの村で、行われているキャンプは他にもある。でも、そのほとんどは、講師はジプシーではなく、ガージャ(非ジプシー)である。

ジプシーたちから、直接ジプシーの芸術文化を学べるキャンプを行いたいと、Romafestの活動は、これからも続く!

左から
Sani, Hana, Tincuta

Calin, Csiharu, Sani Baci

Hiroko, Balint, Ali

後ろの白いミニバスは

ロマフェストを乗せて

今までに62万キロを走っている功労者(車)
​この車が通るとジプシーは踊りで挨拶するほどリスペクトされているフォードトランジット。
今はチームリーダー、Szanto Attilaがドライバー

シャニバーチ(プリマーシュ)のロマ語講座は面白く分かりやすい。